ウンラン

上唇と下唇があり、真ん中がぷっくり・・・・・・そんな特徴的な形の花。
はてさて、特徴的な花を持つその植物は、マメ科なのか、シソ科なのか・・・はたまたオオバコ科なのかちょっと迷ってしまうかもしれません。
これはオオバコ科ウンラン属、その名も「ウンラン」。属名になっている代表的な花です。主に海岸などで見ることができます。海岸に生える植物は比較的多肉質なコが多い気がしますが、このコの草姿はその中でもちょいと大きくなった「セダム」のような姿をしています。
上の写真だけをみると白っぽい緑色で厚めの葉がマメ科ぽくも見えますね。上野写真は苫小牧サンガーデンの野草園にて植えられていた「ウンラン」。私はここでウンランという品種をはじめて認識しました。
これとよく似た花を持つ植物に「ホソバウンラン」というのがあります。ホソバウンランはよく道端や空き地で見ることができます。本当に花はそっくりです。同じ属の植物ですので似ていて当たり前ではありますがw
以前はゴマノハグサ科に属されていたそうなのですが、近年オオバコ科とされたそう。そのへんのいきさつは詳しくわかりませんww
他にもウンラン属に属する花はありますが、園芸品店でよくみられる品種もあります。それは「リナリア(「姫」キンギョソウ)」です。ちなみに「リナリア」とはウンラン属の学名のようです。なので本来はこのウンランもホソバウンランも「リナリア」なんですね。ややこしいですw
ちなみに「園芸名リナリア(ヒメキンギョソウ)」も実は野生化します。野生化した園芸リナリアと帰化種のホソバウンランたちは名前もややこしければ見分けもややこしいですw
さて少々脱線しました。この「ウンラン」は在来の植物で、海岸で地を這うように伸びる植物です。過酷な環境で育つ丈夫な植物なように見えますが、その環境で生きているだけに急激に成長したり増えたりはできないかもしれません。さらに近年砂浜などの減少により見られるところが少なくなってきているそう。なので見つけてもそうっとして置いてあげてください。
野草園では良い環境を作ってもらっているようでめちゃくちゃ奔放に伸びていました。だから余計に野生で見たときに「ちょっとくらい連れて帰っても・・・・」なんて思ってしまいそうです。

こちらは「ウンラン」の果実。丸いブイのような形ですね。
さて、ここまでは野草園でのウンランの様子でした。野生でのウンランはこんな感じです。

これ、こちらが野生のウンランです。あらら?だいぶ野草園のものと姿が違いますね?こちらは初夏くらいの写真。
出会った時はこのコが「ウンラン」だとは夢にも思わなかったですwなんかきれいな多肉系のコだなぁ・・・なんて観察してました。この時、海岸探検で見たのはこの株と隣の小さな株のたった二株のみ。

8月半ばの画像。花が咲いていました。
これでやっとこのコが「ウンラン」だと判明しました。銅色がかった葉のグラデーションがとてもきれい。野草園で会った個体とだいぶ違いますが、私がいつも使わせていただいている図鑑に紹介されている個体とも葉茎の姿が若干違います。他に種類がないかと調べても見ましたが、いまのところこれは「ウンラン」でよいようです。
本当に美しくて持ち帰りたいところですが、ぐっとこらえて見守ることに。多年草のようなので来年も頑張って生きてくれてたら見ることができるでしょう。
頑張れ。「ウンラン」
他にも色々な植物をご紹介しています。
→植物検索シート(野草編)
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